勇敢な娘

オランダの昔話

ゆうかんなむすめ

題名の通り、とっても勇敢な娘の話です。寂しいお城でひとりきりで留守番をするお手伝いの娘。そこへ盗賊団が忍び込もうとします。
娘が、とびらの下から潜り込もうとするどろぼうの首を、斧の一撃で切り落とすところは、ぎょっとします。けれども、血も流れないし、むしろ、どろぼうたちのあたふたぶりがユーモラスです。昔話の平面性が現れているところで、切り紙細工のように描かれます。

後半は、ロマンチックな展開かなと思いきや、恐ろしい屋敷に連れ込まれます。頭に銀のふたの乗っている若者は、盗賊の一味というより、彼岸からの存在のように感じます。
この屋敷からの逃走譚は、日本の昔話「油取り」と同じです。でも、油取りの主人公とは異なり、娘は、あくまでも勇敢です。

スリルがあって、怖くて、笑える話です。
高学年にどうぞ。
ATU956B「家にひとりでいた賢い少女が強盗たちを殺す」


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語りが聞けます。

2 thoughts on “勇敢な娘

  1. 強い女の子が自分の力で成功する、こんなお話が大好きです。女の子が生きていく上でいろいろと教訓になる上勇気付けられる昔話ですね。助けてくれたお百姓と結婚するのかなと思ったけれど、正当な報酬を払うだけの結末も格好いい。ディズニーなどがアニメにする前に、聴かせたいです。

  2. たぬこさん
    コメントありがとうございます。
    ね、気持ちいいでしょ~!
    昔話にはいろんな主人公がいるけど、こんな女の子がいてもいいなと思います。自分の足で歩いて行こうというメッセージを、女の子に伝えたいですね。

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