アルジャおばあさんのめんどり

イタリアの昔話

弱い者が自分を脅かす強い者をやっつける話、たくさんありますね。
子どもは自分が弱い存在だと本能的に知っていますから、強い者から逃げたり、強い者をだましたり、やっつけたりする話を求めているんだと思います。

「アルジャおばあさんのめんどり」は動物昔話です。幼い子どもが喜ぶ話です。
知らない地名が出てきますが、音の響きのよさで語ればいいと思います。

ATU122「嘘の言い訳で獲物が逃げることができ、動物は獲物を失う」という話型です。
グリム童話の「キツネとがちょうたち」など、色んなバージョンがあっておもしろいです。

テキストは、『語りの森昔話集5ももたろう』に掲載しています。こちら⇒書籍案内

語りを聞けます。



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