書籍案内

語りの森昔話集

発刊によせて

昔話の資料を読んでいると、なんと豊かな世界が広がっているのだろうと思います。この世界は、数えきれないほどたくさんの人びとが口伝えで伝えてきた世界なのです。その温かさ。
文字の中に眠っている一話一話に、もういちど命を吹きこんで、子どもたちといっしょに楽しみたいと思います。そうやって再話してきた話がどんどん増えて、とうとう本になりました。
おはなし会が終わったあと、子どもたちに出典として紹介する本がやっとでき上りました。
どうぞみなさん、語ってください。

ご協力くださったみなさま、原話の使用を快くご許可くださった先生がた、本当にありがとうございました。

日本の昔話は、季節のめぐりが感じられるようにと思って並べています。
外国の昔話は、地球を東から西へぐるっと一周しました。
(再話 村上郁)

おはなしの世界をこわさないように、また読んだ人それぞれが想像した世界をさらに広げられるように、と願って挿し絵を描きました。

第1巻のカバーには、それぞれのおはなしが語られた国や地域や人たちについて出来るだけたくさん調べて、語られた背景や場面を想像しながら、1つ1つ絵を描きました。おかげさまで、すべて描き終えた時には、世界をひと回りしてきたような気持ちになりました。
皆さんもぜひ、この本を隅から隅まで味わって想像の翼を広げ、世界旅行に行ってきてください。  
(挿絵・装丁 橋本輝代)

語りの森昔話集は、一般の書店では取り扱っておりません。
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子どもと家庭のための奈良の昔話

奈良教育大学名誉教授竹原威滋先生編集の三冊です。
詳しい内容は、書籍リストをご覧ください。
この三冊は、一般書店でご購入ください。