時計つくりのジョニー

エドワード・アーディゾーニ作/あべきみこ訳/こぐま社 1998年

ジョニーは手先のとても器用な男の子です。でもかなづちやトンカチであれこれ作りはじめると、お父さんもお母さんも、うるさいといってどなります。

ジョニーのお気に入りの本は、『船のもけいのつくりかた』『テーブルといすのつくりかた』『大時計のつくりかた』の三冊です。
ある日、ジョニーは「大時計をつくろう」と思いつきました。嬉しくて、両親や教室でこの思いつきを話しました。でも、みんなはそれを聞いてジョニーをばかにして笑いました。それでもジョニーはあきらめません。

だれにも、身につまされるような経験が少なからずあります。だから、読みながら思わずがんばれと応援してしまいます。作中にも頼もしい応援者がいます。

もちろん、ジョニーは素晴らしい大時計をつくります。

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