うし

内田麟太郎詩 高畠純絵 アリス館 2017年

こども文学の実験『ざわざわ』第2号所収の詩「うし」を絵本にしたものです。

ただ牛がつぎつぎつぎと並んでいるだけなのですが。なんともきまじめで、しかも飄々とした牛の表情がユーモラスで、笑えてきます。詩のことばと、スタンプのように並ぶ絵が絶妙にコラボしています。ナンセンス詩を絵本にするのって独特の感性がいるんでしょうね。

子どもたちは、確実につぎを予想して、大笑いします。最後のページ、私は予想が外れたけれど、子どもたちは、ぴたりと当てました。さすが!

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