ジョナサン・ベントレー 林木林訳 講談社 2016年
大事なくまがいなくなります。男の子は家じゅう探し、庭も探しますが、どうしても見つかりません。絵本を見ている者には、くまが見えています。だから、ドアの向こうからのぞいているくまやテーブルの下にいるくまのおしりを指さして、「ほら、あそこにいるのに!」と笑います。ここまでは、幼児向きの絵本だなと思うのですが、ところがどっこい。男の子が見つけたのは・・・。みんな、すっかりだまされて大笑いします。
男の子が正面を向いて「ねえ、くまさん みなかった?」と訊いたり、聞き手をまきこんで楽しむ絵本です。