富安陽子文/南伸坊絵 福音館書店 2019年6月
ある日、海から、たこのタコやんが、しょうちゃんの家にノタコラ、ペタコラやって来ます。「あそびましょ!」だって。しょうちゃんは、テレビゲームの最中だったので、断ります。でも、タコやんは、ドアのすきまから入りこんで、ゲームを始めます。その強いこと!
「タコやん、すっげえ!」としょうちゃんがいうと、タコやんは、照れて、一本足で頭をかいて、「それほどでも」。
公園でサッカーをすると、みんなは「タコやん、すっげえ!」
かくれんぼも、なかなかみつかりません。そこへ、犬を連れたおじさんが・・・
特になんということのないストーリーなのですが、平凡な日常ながら、わくわく感があるし、心なごみます。繰り返しのリズムも楽しく読めます。