ミシェル・ヌードセン作 ケビン・ホークス絵 福本友美子訳 岩崎書店 2007年
まずはりっぱな図書館に感動しました(笑)
こんなにたくさんの本が、高い棚の上までぎっしりあって、大人も子どもも、たくさんの人たちがゆったりと読書を楽しんでいる光景は、本好きの読者にはたまりません。絵もとても暖かいです。
その図書館に、のっそりと大きなライオンがやって来ます。
ライオンは、まるで人間の子どものように、当たり前にやって来て、くつろぎます。おはなしの時間が気にいったようです。すぐに、子どもたちの人気者になりました。
館長のメリーウェザーさんのお手伝いもします。
ところが、ちょっとした誤解がもとで、ライオンがやって来なくなります。
ライオンのいないおはなし会や児童書コーナーの子どもたちの寂しげな不安そうな表情。メリウェザーさんの遠い目。
ライオンがまたやって来たときのみんなの喜び。いきいきとした表情がすばらしいです。