ウミガメと少年

野坂昭如戦争童話集沖縄編 
野坂昭如文/黒田征太郎絵 講談社 2001年

野坂昭如が戦争をテーマに書いた子どものための物語『戦争童話集』は、中公文庫から出版されています。それに絵をつけて、一冊ずつの絵本にしたのが、黒田征太郎。この沖縄編は、続編です。
ウミガメは毎年、沖縄の浜にやってきて産卵します。ある年のこと、爆撃で家族とはぐれてしまった少年が、浜辺にたどり着き、ウミガメの産卵を見ます。少年は、このままでは、卵が爆撃でやられてしまうと考え、卵を自分の隠れている洞窟に、ひとつひとつ避難させます。毎日砂をかえて世話をするのです。
少年は、何日も何も食べていません。思わず、割れた卵をひとつ食べてしまいました。後は、次から次と卵を食べてしまいます。
アニメ化された作品ですが、絵本で自分のペースで読むことをお勧めします。

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