どんぐりころちゃん

正高もとこ作絵/鈴木出版刊 2015年

どんぐりころちゃんが木からとびおりて散歩に行きます。歌いながら歩いていきます。 ♪ どんぐりころちゃん……

ある日のおはなし会でこの本を読みました。以下、実況中継。

「 わあ、どんぐりころちゃんや~ 」
子どもたちは、おはなし会の始まりで歌った歌が出てくるので、おおよろこび。いろんな形のどんぐりに次々と出会って、いっしょに歩いていきます。
「 ♪ どんぐりころちゃん あたまはとんがって…… 」
ページを繰るたびに子どもたちもいっしょに歌います。ほんと、たのしい~
そこへ、リスがやって来ます。
「 ひゃあっ 」
子どもたちはすっかりどんぐりになりきっています。
リスが 「 おいしそうなどんぐりたち。わたしについておいで。いいところにつれて
いってあげるから 」 というと、子どもたち 「 あかんあかん。いったらあかん 」
どんぐりたちは木の葉の下に隠れます。
リスはどんぐりたちを見つけられなかったけど、葉っぱのあいだから、ちらっちらっと見えてるんですね。
子どもたち 「 みえてる~。あそこ。ここも~ 」
ひとしきりミッケをやってから ( 笑 )、さいごのぺージへ。
子どもたち 「 あ~、芽が出てる~ 」

表の見返しにはわらべ歌が楽譜つきで載っているし、裏表紙には、登場したドングリたちの名前が紹介されています。
子ども心満載、遊び心いっぱいの、地味だけれどぜいたくな絵本です。

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