ごきげんならいおん

ごきげんならいおん

ルイーズ・ファティオ文 ロジャー・デュボアザン絵 むらおかはなこ訳 福音館書店 1964年

フランスのおしゃれな街とアフリカの猛獣らいおんとのコントラストがさえています。
街の中の公園に小さな動物園があって、その岩山に、らいおんが住んでいます。街の人たちは、このらいおんにいつも声をかけてくれます。だから、らいおんは、いつもごきげんです。とくに、飼育係の息子フランソワとは、仲良しでした。
あるとき、飼育室のドアがしめわすれてありました。そこで、ごきげんならいおんは、今日は自分が町のみんなのところへ声をかけに行こうと思います。ところが、らいおんが石畳の道を歩いていくと・・・

安全な場所からだと相手をする大人と、どんなときでも友だちでいる子どもと。本当の信頼とは何かと考えさせられます。

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