エリザベスは本の虫

サラ・スチュワート文 デイビッド・スモール絵 福本友美子訳 アスラン書房 2003年 

雨の降る日には傘をさして歩きながら本を読む。
ベッドの中で寝る間も惜しんで本を読む。
授業中も本のことばかり考えている。
エリザベスの本への執着に、思わずニヤッと笑ってしまいました。小学生の頃、私もそれに近い状態だったからです。

ふかふかのソファーで本を読みながら片手にティーカップを持っている姿に、あこがれてしまいます。

エリザベスは、汽車でひとり旅の途中、帰り道が分からなくなって、しかたなくその地で家を買って、家庭教師をして暮らします。
本を読み続けていますが、友だちもいるし、買い物に行くと店員とも会話します。
ねこたちもいっしょに暮らしています。
決して孤独ではなく、ひたすら幸せそうです。

どんどん本を買い続けて、家じゅうが本だらけ。
ある日、エリザベスは、ウキウキしながら役場に行って、すべての財産を町に寄付します。それで、家は図書館となって、大人も子どももおおぜいが本を借りに来ます。
エリザベスは、友だちの家に住み、毎日、友だちと図書館に行き、本を読み続けます。

ああ、うらやましい(笑)

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