みらいのえんそく かざんのしまへ

みらいのえんそく かざんのしまへ

ジョン・ヘア作 椎名かおる文 あすなろ書房 2022年 

『みらいのえんそく』の続編です。前回は月へ遠足に行きましたが、今回は火山島へ行きます。

吹きだす間欠泉や溶岩は、子どもだけでなく大人も心うきうきさせるものがありますが、当然、遠くから見ることしかできません。けれどのこの未来の世界では、近づくことができるし、触ることもできるのです。それだけでもうれしくなります。

今回も、ひとりだけ別行動をして置いてきぼりになる子どもがいます。この子が主人公。そこへ、溶岩の親子が現れて・・・

ストーリーのパターンは前回と同じですが、前回は絵画、今回は粘土細工(陶芸)で、異生物と心を通わせます。テーマはより強調されています。

子どもたちはみな防護マスクをかぶっているのに、表情が見えるという描き方は前回と同じく脱帽です。

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