角野栄子作/はたこうしろう絵 福音館書店 2009年
1998年に月刊「こどものとも」として発行された絵本のハードカバー版です。
お母さんが、ケイくんにささやきます。「あかちゃんがうまれるの」。
お母さんのおなかが少しずつ大きくなるにつれて、ケイくんは、期待したり、しっとしたり。おかあさんは、そんなケイくんの気持ちを大事に、大事にして、おなかの中の赤ちゃんとコミュニケーションを取らせます。
弟が生まれると想定して、ケイくんは、何をして遊ぶか考えます。楽しみで仕方がありません。
お母さんが入院して、ケイくんは、お父さんといっしょに病院に行きます。赤ちゃんとご対面です。ベッドには、男の子と女の子。ふたごです。
「ちっちゃいなあ。ぼく おにいちゃんになったんだ。」
思わず「おめでとう」っていいたくなるようなおしゃれでかわいい絵本です。