昔話をたくさん読んでいると、創作の文学とはちがった独特の表現方法があることに気づきます。
昔話は、耳で聞いて語りつがれてきたので、耳で聞いてわかりやすい 「 言葉の法則 」 を持っているのです。また、いかにも昔話だなあと感じられる 「 語り口 」 や、昔話らしいストーリーの 「 構成 」 を持っています。それらを 「 昔話の語法 」 と呼びます。
昔ばなし大学では、この昔話の語法をさんざん学びますが、なかなか難しい。それで、ごいっしょにここでおさらいしてみたいと思います。
というのも、おはなしのテキストを選ぶとき、語るとき、再話するときに、よりどころとなるのが 「 昔話の語法 」 だからです。
『 昔話の語法 』 小澤俊夫著 ( 福音館書店刊 ) と、昔ばなし大学基礎コースを受講したときのノートをもとにまとめました。
カリキュラムに沿って読むと系統立てて考えられます。既習のかたは、興味のある話題を選んで読んでください。
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では、いってみよう!