くもと夢

くもとゆめ

奈良の昔話

「 夢の蜂 」 という話型の昔話かなと思うのですが、「 宝化け物 」かもしれないとも思っています。
「 夢の蜂 」 では、人の魂が寝ている間に昆虫になって体から抜け出し、宝を見つけてもどってくるのですが、この 「 くもと夢 」 は、蜘蛛が人の体に入って宝のありかを教えます ね。「 ふたりの男ー昆虫―夢―宝 」 という点で 「 夢の蜂 」 と同じ、ストーリーもそっくり。でも、テーマは違うような気がします。


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戦火の弘法大師

せんかのこうぼうだいし

奈良の伝説

戦争が終わって70年。現代の民話と言っていいのでしょうか。弘法伝説のひとつということですが、原話の語り手の思いが切実です。語り伝えたいと思います。


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豆まきの由来

まめまきのゆらい

奈良の昔話

節分のための話をご紹介。
このストーリー、初めは 「 猿婿 」 か 「 蛇婿 」 みたいでしょ。とちゅうで 「 鬼の子小綱 」 になって、そのあと 「 難題婿 」 みたいになって、……最後は氏神さんだったってオチ。
短い話なのにモティーフがいくつも組み合わさっていて、おもしろいですね。


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豆さんころがれ

まめさんころがれ

秋田の昔話

話型名 「 鼠浄土 」。みなさんよくご存知ですね。
音声は、4歳児に語っているライブです。ね、わたしの語りの後、子どもが自分の知っている鼠浄土を話してくれているでしょ。


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鬼のひとり娘

おにのひとりむすめ

大阪の昔話

あまり聞いたことのない話かもしれません。狂言好きのかたには、「 首ひき 」 と同じストーリーだと気づかれたと思います。
原話の語り手は大阪の坂田静子さん。明治生まれのかたで、子どもの頃、芝居好きのお父さまから聞かれたと、出典本の注に書かれてあります。
この話、大好きで、あちこちで語っています。音声は小学3年生に語ってるライブです。


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