「ふしぎな話」カテゴリーアーカイブ

魚の玉

さかなのたま

鹿児島県の昔話

主人公は、貧しいけれども欲をはらず誠実に暮らしているふつうの人です。
そこへ、どこからかふたりの若者があらわれて、もっと楽な暮らしをあたえようとしてくれます。
この二人のアプローチによって、主人公の価値観と生き方が変わります。
必ずしも清貧がよいというわけではない、それが新鮮でした。
ふたりの若者、セージとセードは、おそらく海の向こうからやってきた来訪神だと思われます。


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地蔵じょうど

じぞうじょうど

岩手県の昔話

話型名「地蔵浄土」 
この話は全国で語られていて、少しモティーフの違いはあっても、よく似ています。いかにも日本の昔話だなあという典型的な話です。
語りの森でも類話を何話か紹介しています。キーワード検索「地蔵」と入れてみてください。

となりのじいさんばあさんが、欲ばりのせいでひどい目にあいます。が、なぜ、主人公のじいさんばあさんに福がさずかったのかは語られていません。昔話の語法でいえば、「主人公だから」ということでしょう。

このようなとなりの爺型の話は、聞き手の興味は、後半にあります。前半も興味津々で聞きますが、となりのじいさんばあさんが登場したとたんに、先を予想して、きゅっと場が引き締まります。語るときもそのように語れば、だれずにすみます。


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千丁木

せんちょうぎ

山形県の昔話

樹霊信仰に由来する伝説的昔話。
話型名を「大木の秘密」といいます。
類話を見ると、木っ端を張り付ければ木が切れるという秘密を、へくそかずらやタラなどの灌木がばらしてしまうことが多いです。
伝説として伝えられていることが多く、この「千丁木」は、山梨県の雨畑集落の話です。
とうとう大木が切られるときに、山じゅうの木が泣いている声が、集落の人たちに聞こえます。人と自然の深いかかわりの中で伝承されたことがわかります。


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