さかなのたま
鹿児島県の昔話
主人公は、貧しいけれども欲をはらず誠実に暮らしているふつうの人です。
そこへ、どこからかふたりの若者があらわれて、もっと楽な暮らしをあたえようとしてくれます。
この二人のアプローチによって、主人公の価値観と生き方が変わります。
必ずしも清貧がよいというわけではない、それが新鮮でした。
ふたりの若者、セージとセードは、おそらく海の向こうからやってきた来訪神だと思われます。
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おひゃくしょうとからす
話型名が「嘉兵衛鍬(かへえぐわ)」といいます。
『日本昔話通観』では、笑い話のなかでも「愚か者」に分類されています。そして、「愚か者」を語った話は、みな短いですが、おどろくほどたくさんあります。どの話も、主人公は愛すべき愚か者で、その笑いにはナイフのような鋭さはありません。
この「お百姓とからす」のお百姓の言動も、だれにでもあるような失敗です。
その失敗に、身近な動物たちの鳴き声が興を添えます。
本人は苦笑い、まわりの者も共感して大笑いするような世界が広がっています。
こんなユーモアを大切にしたいなあと思います。いろんなところで語ってくださいね。
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