せんちょうぎ
山形県の昔話
樹霊信仰に由来する伝説的昔話。
話型名を「大木の秘密」といいます。
類話を見ると、木っ端を張り付ければ木が切れるという秘密を、へくそかずらやタラなどの灌木がばらしてしまうことが多いです。
伝説として伝えられていることが多く、この「千丁木」は、山梨県の雨畑集落の話です。
とうとう大木が切られるときに、山じゅうの木が泣いている声が、集落の人たちに聞こえます。人と自然の深いかかわりの中で伝承されたことがわかります。
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にょうぼうのくび
恐い話ですねえ。
女房の首が亭主の首にくっつく。執念ですね。
首をくっつけた亭主が旅に出て、泊めてくれる家を探して歩く。
このモティーフは、全国にあるようで、「首さげ訪問」のモティーフといわれています。
ここに登場する女房は、「食わず女房」と同じく化け物です。
男が首をぽろんともぐところは、昔話の平面性があらわれていて、まるで切り紙細工のようで残酷さは強調されません。それより、三枚のおふだのように、男を追いかけてくる執念深さがこわいです。
呪的逃走(じゅてきとうそう)が絡まって、最後は五月の節句の由来譚になっています。
短いですが、いかにも昔話らしい昔話です。
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