大みそかのお客

おおみそかのおきゃく

奈良の昔話

話型名 「 大歳の客 」 。これもまた日本全国に分布しています。旅人はお坊さんだったり、巡礼だったり、物乞いだったりします。
宿を乞う日が大晦日、つまり年神さまが身をやつしてやってきたのです。
死体がお金になるというのが衝撃的ですね。死体とお金という極端な対比、昔話の語法を思い出してください。

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ねこがねずみをおいかけるわけ

奈良の昔話

十二支の由来話。だれもが知っている話です。
この奈良の話がちょっと違うのは、イノシシの口が長くなった由来も語っているところ。類話によってちょっとした違いがある、このヴァリエーションが楽しいです。

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三人のどろぼう

新潟の昔話

とんでもないファンタジーですね。原話を初めて読んだときはひっくり返って笑いました。語りで聞いたら面白いだろうなと再話しましたが、語るのはけっこう難しいです。まだ子どもには語っていませんが、対象年齢はどのくらいでしょうね。

共通語テキストは『語りの森昔話集2ねむりねっこ』に掲載しています。⇒書籍案内

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ぶいが谷のお酒

ぶいがだにのおさけ

島根県の昔話

いわゆる猿地蔵の話。日本全国に類話があるようです。
「 お香の袋 」 「 お香の匂い 」 ってみやびですね。極端にきたないものと極端に美しいもの。昔話の語法を思い出してくださいよ~。でも、子どもたち、お香ってわかるかなあ。


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広岡の腰痛地蔵

ひろおかのようつうじぞう

奈良の昔話

私はこのかわいいおばあさんが大好きです。
『 子どもと家庭のための奈良の民話 』 は再話者の日常語で書いていますが、ここでは共通語で書いています。だから、関西弁わかんないってかたはこのとおり共通語で語ってください。また、この共通語をご自分の日常語に直して語ってくださればなおうれしいです。もちろん、本の通りに語ってくださってもうれしいです。


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