福島の昔話
和尚と小僧譚のひとつで、話型名は「小僧改名(こぞうかいめい)」といいます。けちん坊の和尚さんが、おいしいものをいつもひとりで食べるので、小僧が一計を案じる話です。
小僧はひとりではなく三人のパターンが一般的なようです。ここでは、幼い子向けにと考えたので、和尚と小僧が一対一でやりあうものを原話にしました。
餅だけでなく、お酒もいただくという話もあります。
「小僧改名」は、「鮎はかみそり」「馬の落とし物」「焼餅和尚」などの話型といっしょになって、連鎖譚として語られている場合もあります。連鎖譚については、《昔話雑学》で確認してください。
共通語テキストは、出典『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』に掲載しています。 ⇒書籍案内