犬神山のおおかみ

いぬがみやまのおおかみ

岡山県の昔話

話型名は「狼報恩」。動物報恩譚のひとつです。全国に分布していて、昔話だけでなく、土地と結びついた伝説も多くあります。

狼は、日本では山の神の使いで、神聖視されていて、動物の中でも特別の存在です。猟師も狼だけは撃たなかったそうです。昔話の中でも神に近い存在として扱われています。
こちら⇒《昔話雑学》
残念ながら、日本狼は絶滅しました。昔話の中だけでも、生き残ってほしいと思います。
『子どもと家庭のための奈良の民話2』には、狼の話を2話入れていますが、そのうちの「おおかみのおんがえし」は、日本で最後に狼が発見された吉野の伝承です。

「犬神山のおおかみ」では、太郎作が狼の喉からとげを抜いてやり、狼がその恩返しをします。韓国や中国では、狼ではなくトラ、ヨーロッパでは、クマやライオンになっているようです。


下のボタンからテキストをダウンロードできます。

日常語の語りが聞けます。