ねずみといたちがあわをまいたこと
新潟県の昔話
子どもの頃どこかで聞いたような話ですが、日本では、一部の地域以外、あまり語られていないとのことです。
動物昔話は、幼い子どもに語られてきたそうですが、この話も、ちょっと教訓めいていながらも、とんびやからすやすずめが彩を添えて、かわいらしい話になっています。
ずるいねずみは殺されることもありません。
ねずみの歯の由来譚になっているのも、幼い子ども向けですね。
話型名は「鼠と鼬の寄合田」。
ATU9「ずるい相棒」。世界的にはよくある話で、きつね、くま、おおかみなどが登場します。
共通語テキストは『語りの森昔話集6プレッツェモリーナ』に掲載しています。こちら⇒書籍案内