とりのみじいさん

島根県の昔話

話型名「鳥呑み爺」。動物の力によって富を得る本格的な話のひとつです。全国に伝わっています。

おじいさんは、意図せず思いかけず鳥を飲みこんでしまいます。これが古い形で、意図的に鳥を殺して食べる話もあるそうですが、それは新しい形だそうです。

鳥は、カモ、シジュウカラ、ヤマガラなど。紹介した話では、単に「鳥」となっていますが、歌の中に「しじゅうがらがら」とあるので、シジュウカラなのでしょう。

鳥の歌は、ほんとに多様です。たとえば、
「あやちゅうちゅう、錦のおん宝おん宝、助かった」
「しじゅうからからすっぺらぽん、鴨食てポン、どじょう食てポン、のどがこそばゆいチンカンポン」など。
ここは、聞かせどころ、笑わせどころですね。
上手く語れば、子どもたちはいっしょに歌ってくれるでしょう。


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