やまんばあと馬子どん

やまんばあとまごどん

岡山県の昔話

話型名「牛方山姥」「馬方山姥」

牛も馬も、農耕や運搬に重要な役割を果たす家畜でした。生活を共にし、世話をしました。
商品のぶりだけでなく、そんな大切な馬を、やまんばあは食ってしまったのです。馬子どんが復讐するのも無理はありません。

ストーリーは、前半が逃竄譚(⇒《昔話雑学》)で、怖い山姥。ハラハラドキドキさせてくれます。
後半は、一転してこっけいな山姥。馬子に簡単に手玉に取られます。
山姥の二面的性格が面白いです。
こういう笑い話化は、聞き手の要求に応えるものではないかと言われています。


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