弥三郎ばあさん

やさぶろうばあさん

新潟県の昔話

怖い話です。

ここに紹介したのは新潟県の伝説ですが、「千匹狼」という話型で昔話として全国に広がっています。そして、各地で、その土地の話として定着していったようです。
古いところでは、平安時代の武将源頼光の家臣渡辺の綱のエピソードとして有名です。京都の一条戻り橋に出る鬼を、綱がやっつける話です。

ところで、新潟のこの話では、弥三郎ばあさんの正体は鬼婆ですが、鬼婆ではなくて猫だったという話が多く残っています。ばけねこです。
おおかみのリーダーが猫、というのもふしぎです。

おおかみがはしごになって登って来るというエピソードは、ロシアやほかの国にもあります。

夏の怖い話のおはなし会に向けて、どうぞ。


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