ぐつのおつかい
長野県の昔話
話型名は「法事の使い」といいます。愚か話のひとつです。
登場人物は、兄と弟だったり、親と子どもだったり、和尚と小僧だったりして、全国に残っている話です。
天真らんまんな主人公「ぐつ」の失敗に、大人(兄、和尚)がふりまわされるのが痛快です。そして、ふりまわされても、困ってはいるけれど、本気で憎むことがないのも、ほっとします。
法事、和尚の衣、甘酒、甕、風呂をわかすなどの環境は、現代の子どもにはなじみのないものです。だから、幼い子どもには理解できないのが残念です。ちょっと説明すればわかる程度の3,4年生以上の子どもたちにどうぞ。
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