たからのひょうたん
岩手県の昔話
話型名は「宝瓢(たからひさご)」。
ふしぎなひょうたんを手に入れて、福を授かる話。
呪宝譚のひとつです。呪宝譚についてはこちら⇒《昔話雑学》
おじいさんは、観音さまにお願いをして、ひょうたんを手に入れますが、類話によっては、ヒョウタンネズミからもらうという話もあるそうです。鼠浄土と混ざっているのですね。どちらも、ひょうたんから童子が出てきて望みをかなえてくれます。その点では竜宮童子と似ています。
ひょうたんから出て来たふたりの童子には、名前が付いています。おじいさんが,ひょうたんを抱きあげたらひょっこり飛び出して来たというのが、かわいらしいですね。
馬喰は、馬や牛を売り買いする商人です。子どもに語るときには、ちょっと説明をはさむといいかと思います。
低学年から高学年まで楽しめると思います。
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