新潟県の昔話
話型名を「長い名の子ども」といいます。
全国に伝わっている人気のある笑い話です。
子どもに短い名前を付けたら、早死にしたので、次に生まれた子には長い名前を付けます。
その長い名前が、さまざまな伝承があって、じつにおもしろいのです。
「へーとこへーとこ」(こちら⇒)は京都府の伝承です。比べてみてください。
古くは鎌倉時代の『沙石集』にもあります。
室町時代位から、早物語という滑稽で早口で語るはなしがはやっていたそうです。「長い名の子ども」も、早物語として全国に広がったのだろうといわれています。
早物語から早口言葉が生まれたともいわれています。興味深いですね。
だから、語るときは、名前の所を早口で語ります。
ところで、落語の「寿限無」も類話です。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。