「なるほど話」カテゴリーアーカイブ

あとはみんなきつね殿

あとはみんなきつねどの

山梨県の昔話

動物たちが、手に入れてきた物を分ける話。動物分配譚です。
食べ物とか、何かいいものを拾ったり、分捕ってきて何匹かで分けようとします。

大きく2種類の話が合って、ひとつは、この話のように、奸智にたけたトリックスターが分配するのですが、自分が得をするように分けます。
もうひとつは、「はちは八文」とか「くもは九文」のように語呂合わせで分けます。

どうすればうまく分けられるかというのは、幼い子どもたちにとっては、いつも大問題ですね。


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いぬときつねの旅

いぬときつねのたび

岩手県の昔話

まるでイソップ童話のような話ですね。
このきつねのような人間はいますし、それを皮肉る意味があったのでしょう。
また、ともすれば、人はこんなふうに高慢になることもあります。それを戒める意味もありますね。

大人同士の小咄や、高学年のおまけの話にどうぞ。


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一把のわら

青森県の昔話

いちわのわら

難題聟譚のひとつですが、笑い話です。
知恵の働きによって、養子(または婿)になる。
全国に分布していて、と話型名は「一把の藁十六把」とか「藁十六把」「しめて十五把」とか呼ばれるそうです。
庭と鍬とばあさんのしわと門の一把で、十六把。門口の一把を入れないで、十五把。しわを入れないで十二把。というバージョンがあるそうな。

おまけのおはなしにどうぞ。何年生でもいけます。


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鬼のつぼ

大分県の昔話

おにのつぼ

外国の話で、よく似た話を聞いたことがあります。調べてみたら、グリム童話にありました。KHM99「ガラスびんの中のおばけ」です。グリムでは、この後、続きがあります。読んでみてくださいね。

ATU331「瓶の中の妖精」という話型です。
ストーリーは、この大分県の話とほとんど同じ。
中東起源で、ヨーロッパでは中世に記録が残っているとのことです。中東から日本に来たのか、ヨーロッパ経由なのか、興味のあるところですが、あまり研究はなされていないようです。

短いけれどよくできた面白い話。節分に語ってください。

テキストは、『語りの森昔話集5ももたろう』に掲載しています。こちら⇒書籍案内

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たからげた

岡山県の昔話

呪宝譚です。こちら⇒《昔話雑学》

一本歯の下駄は、山伏や天狗が履いているイメージですね。最近、健康にいいと人気が出ているそうですが(笑)。
この話に出てくる下駄は,履いて転ぶとそのたびに小判が出てくるという不思議な力を持っています。ただし、転ぶたびに身長が縮みます。

最後のオチに出てくるゴンゾウムシは、ゾウムシの一種で、米くい虫とも呼ばれる害虫です。無農薬玄米を買うと、たまに入っています。

短い話ですが、ファンタジックでしかも深いメッセージがあります。

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