かめにまけたうさぎ
新潟県の昔話
うさぎとかめの話は、イソップ寓話で有名ですね。日本では、童謡のほうが有名かもしれません。
今回の「かめに負けたうさぎ」はその後日譚です。
創作ではなくて、ちゃんと伝承された話なのですが、なんだか、語り手の遊び心を感じます。
イソップの「うさぎとかめ」を知っている子に語ってあげてください。
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強い動物と弱い動物が争って弱い動物が勝つというパターンの動物競争譚は、世界じゅうにあります。この「むかでとなめくじ」は、足の速さの競走です。
ただ、興味は、足の速さにあるというよりも、むかでの足の数の多さに興味が向いています。「むかでの使い」⇒こちら「むかでの医者むかえ」⇒こちらも同じ趣向ですね。
それにしても、むかでやなめくじが日常的に見られる環境も減ってきているので、本来幼い子ども向けの話なのに、中学年以上でないと面白みが分からないかもしれません。江戸やわらじも、小さい子には分かりませんね。
どちらにしても、おまけの話です。
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むかでのいしゃむかえ
話型名は「百足(むかで)の使い」
百足は足がたくさんあるから、使いに適任だと思ったのに、草履をはくのに手間取って、かえって時間をとったという話。
おまけの話にどうぞ。
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動物たちが道で見つけたものやつかまえた獲物を分配する話は、あちこちに残っています。たいていは、このような言葉のシャレを楽しむ話です。
お金の単位が文(もん)なので、幼児には向きません。ちょっと残念。
小学生以上でも、「昔は、お金を、いちもん、にもんって数えたのよ。そのころのおはなしです。」とひとこと説明してから話すといいでしょう。
このようなレパートリーを持っておくと、お話をもうひとつとせがまれたときに便利ですし、雰囲気がとても和やかになります。
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