はらをたてたびんぼうがみ
山口県の昔話
もとの題は「大晦日のお客」。
「大歳の客」と「貧乏神」が合体したような話です。
大晦日にやって来る来訪神がこの話では貧乏神として登場します。
気のいいおじいさんとおばあさんの会話にほっと癒されます。
腹を立てる貧乏神も、憎めません。
最後のどんでん返しがおもしろいです。
短いけれど楽しい話です。
貧乏神の典型的な話はこちら⇒「貧乏神」
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やまのかみさまとばんじ
農民にとっては、山には山の神様がいて山を守り、春になると、田に下りてきて田の神様になるという信仰があります。田の神様は、秋になると山に帰っていきます。
春祭りは、山の神様を迎える祭りで、秋まつりは、山へ送る祭りです。
けれども、猟師や木こり、炭焼きなど、山で生計を立てている人たちにとっては、山の神様は、常に山にいて、山を守ってくれています。
山の神は女性で、出産は穢れとして嫌われていました。山の神の祭りに女が参加するのも禁じられていました。山の神が嫉妬するからです。
この磐司の話は、山の神の祭りの由来を語っています。
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