ななつのとしのみずのじゅみょう
新潟県の昔話
話型名「水の神の寿命」
生まれたときに、神さまから水で死ぬ運命を授けられる話。
この類話には、2種類あって、ひとつは、親の力で運命を逆転させる話、もうひとつは、どんなに頑張っても運命には逆らえなかった話。
この新潟の話は、前者ですが、親の力というより、親の人の良さ、心の温かさによって運命が変わった話です。
何の飾りもない文章をそのまま生かして再話しました。心をこめて語ってくださるとうれしいです。
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やまのかみさまとばんじ
農民にとっては、山には山の神様がいて山を守り、春になると、田に下りてきて田の神様になるという信仰があります。田の神様は、秋になると山に帰っていきます。
春祭りは、山の神様を迎える祭りで、秋まつりは、山へ送る祭りです。
けれども、猟師や木こり、炭焼きなど、山で生計を立てている人たちにとっては、山の神様は、常に山にいて、山を守ってくれています。
山の神は女性で、出産は穢れとして嫌われていました。山の神の祭りに女が参加するのも禁じられていました。山の神が嫉妬するからです。
この磐司の話は、山の神の祭りの由来を語っています。
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はしぼそがらすのかみ
ハシボソガラスというのは、ハシブトガラスより、やや小ぶりのカラスで、くちばしも細いです。ユーラシア大陸の草原に広く分布していますが、日本では、高いビルの多い街中ではハシブトガラス、田畑や原っぱなどでは、ハシボソガラスが巣をつくるそうです。
アイヌの人びとは、動物を神として祭ります。自然と調和し共存して生きているからです。
この物語のように、アイヌの人たちは、捕った獲物を全て自分たちのものにしないで、からすの分、きつねの分、鳥の分として置いて帰るそうです。
さきぼそがらすの神は、どうも他の神より位が下のようですが、主人公「わたし」は丁寧にお祭りをしています。
共通語テキストは『語りの森昔話集6プレッツェモリーナ』に掲載しています。⇒こちら