「笑い話」カテゴリーアーカイブ

へーとこ へーとこ

京都の昔話

京都府城陽市はわが町の隣町、木津川の川向うの市です。そこに残っていた昔話を見つけました。昔話といっても、とても短くて誰でも語れそうですね。これは、話型名「長い名の子供」という笑い話です。落語の「寿限無」も長い名前の子どものはなしです。
はなしの最後、子どもが死んでしまうのでぎょっとしますが、笑い話なんですね。
あっけらかんと笑える感覚を大切にしたいです。
子どもが「もうひとつ!」とねだったときのおまけとして語ってください。「長い話をして」と言われたときにもいいですね。


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だんまりくらべ

和歌山の昔話

話型名は「無言くらべ」。日本じゅうで語られていたようです。
それどころか、世界じゅうに残っているようです。ATU1351「沈黙の賭け」、夫婦に関する笑い話のひとつです。
日本では、たいていもらったおもちでだんまりくらべをしますが、外国では、先にしゃべったほうがお皿洗いをするとか、賭けるものにお国がらが出るようです。
音声は3年生のライブ。自分たちもだんまりくらべをしようって、盛りあがっていました。何を賭けるんでしょうね(笑)

共通語テキストは『語りの森昔話集2ねむりねっこ』に掲載しています。こちら⇒書籍案内

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こんぶ

滋賀県の昔話

檀家の人たちにとって、和尚さんというのは、なんでも知っている偉い人だったのでしょうね。
昔話「だんだん飲み」でも、病気になったので和尚さんのところに相談に行きます。
「だんだん飲み」の和尚さんもとぼけた人ですが、ちゃんと病気を治してくれます。でも、「こんぶ」の和尚さんは、じぶんがお金をせしめています。


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おんちょろちょろあなのぞき

新潟の昔話

話型名 「 ねずみ経 」。日本じゅうあちこちに残っています。
短いし、お経の唱え言葉がおもしろいので幼い子どもでも楽しめます。「 お経 」 といっても小さい子は知りませんが、「 おおんちょろちょろ~ 」 がおもしろくて聞きます。でも、偶然が重なってよい結果になるおもしろさは、小学生のほうがよくわかるでしょう。

共通語テキストは『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』に掲載しています。こちら⇒書籍案内

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ぶいが谷のお酒

ぶいがだにのおさけ

島根県の昔話

いわゆる猿地蔵の話。日本全国に類話があるようです。
「 お香の袋 」 「 お香の匂い 」 ってみやびですね。極端にきたないものと極端に美しいもの。昔話の語法を思い出してくださいよ~。でも、子どもたち、お香ってわかるかなあ。


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