ねこやま
山口県の昔話
ねこはペットとしてとてもかわいい動物ですが、古来からおそろしい一面を持っています。
同じ身近な動物でも、犬は化けませんが、ねこは化ける話がたくさんありますね。
ねこがあまり人間にすり寄らないという習性から、不気味なものとしてとらえたようです。
そして、この世とは異なる世界と行き来できると考えたようです。
この昔話は、話型名「猫山」。
ほかにもよく似た話として「猫島」「猫岳」の伝説があります。⇒こちら
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わらにんぎょうのたてたおみやさん
どこからかふらっとやってきた大工。いったい何者なのでしょう。
岡山県に伝わる昔話ですが、『昔話大成』でみるかぎり、ほかの都道府県には1話もないようです。
ふしぎな話。いったいどこからだれが伝えたのでしょうか。
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ながらのひとばしら
大阪府の摂津(せっつ)の長柄の橋は古来から歌枕として和歌に詠まれ、有名です。この長柄の橋にまつわる伝説に、「長柄の人柱」があります。
言い出した人が犠牲になる、だからしゃべるなという、いかにも日本的な発想ですが、同じ話が、日本全国に伝わっているそうです。
昔話ではなく伝説ですから、ほんとうにあったこととして、リアルに伝えられていました。
いまでは過去の価値観を知る材料なのでしょうか。それとも、非情な世を生きる知恵として、この心情は、今も共感されるのでしょうか。
とても有名な話なのでご紹介しました。
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