ねこ山

ねこやま

山口県の昔話

ねこはペットとしてとてもかわいい動物ですが、古来からおそろしい一面を持っています。
同じ身近な動物でも、犬は化けませんが、ねこは化ける話がたくさんありますね。
ねこがあまり人間にすり寄らないという習性から、不気味なものとしてとらえたようです。
そして、この世とは異なる世界と行き来できると考えたようです。

この昔話は、話型名「猫山」。
ほかにもよく似た話として「猫島」「猫岳」の伝説があります。⇒こちら


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わら人形のたてたお宮さん

わらにんぎょうのたてたおみやさん

岡山県の昔話

どこからかふらっとやってきた大工。いったい何者なのでしょう。

岡山県に伝わる昔話ですが、『昔話大成』でみるかぎり、ほかの都道府県には1話もないようです。
ふしぎな話。いったいどこからだれが伝えたのでしょうか。


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浦島太郎

うらしまたろう

香川県の昔話

話型名「浦島太郎」。動物の報恩によって、異郷を訪問したという昔話。

浦島太郎の話は、もともとはとっても古い伝説で、『万葉集』や『日本書紀』などの日本古来の文献に伝説としてのせられています。室町時代の『御伽草子』や、謡曲、江戸時代になると赤本として出版されて、庶民に愛されました。それにともなって、口伝えでも広がっていきました。
この昔話は、少しずつ変化しながら全国に残っています。
今回は香川県の伝承を紹介しました。


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長柄の人柱

ながらのひとばしら

京都の伝説

大阪府の摂津(せっつ)の長柄の橋は古来から歌枕として和歌に詠まれ、有名です。この長柄の橋にまつわる伝説に、「長柄の人柱」があります。
言い出した人が犠牲になる、だからしゃべるなという、いかにも日本的な発想ですが、同じ話が、日本全国に伝わっているそうです。
昔話ではなく伝説ですから、ほんとうにあったこととして、リアルに伝えられていました。
いまでは過去の価値観を知る材料なのでしょうか。それとも、非情な世を生きる知恵として、この心情は、今も共感されるのでしょうか。

とても有名な話なのでご紹介しました。


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ねこむかし

山形県の昔話

「猫檀家(ねこだんか)」の類話です。
よくあるのは、貧乏寺の和尚さんが飼っているねこが、和尚さんに恩返しをするパターンです。ここは、和尚さんではなくて、おじいさんおばあさんになっています。おじいさんおばあさんとねことのやり取りが心を打ちます。

動物が恩返しをする話は、日本にもたくさんありますが、世界的にもたくさんあって、へびやねこなどの恩返しの話が残っています。


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