女房の首

にょうぼうのくび

秋田県の昔話

恐い話ですねえ。
女房の首が亭主の首にくっつく。執念ですね。
首をくっつけた亭主が旅に出て、泊めてくれる家を探して歩く。
このモティーフは、全国にあるようで、「首さげ訪問」のモティーフといわれています。

ここに登場する女房は、「食わず女房」と同じく化け物です。
男が首をぽろんともぐところは、昔話の平面性があらわれていて、まるで切り紙細工のようで残酷さは強調されません。それより、三枚のおふだのように、男を追いかけてくる執念深さがこわいです。
呪的逃走(じゅてきとうそう)が絡まって、最後は五月の節句の由来譚になっています。
短いですが、いかにも昔話らしい昔話です。


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