お百姓とからす

おひゃくしょうとからす

滋賀県の昔話

話型名が「嘉兵衛鍬(かへえぐわ)」といいます。

『日本昔話通観』では、笑い話のなかでも「愚か者」に分類されています。そして、「愚か者」を語った話は、みな短いですが、おどろくほどたくさんあります。どの話も、主人公は愛すべき愚か者で、その笑いにはナイフのような鋭さはありません。

この「お百姓とからす」のお百姓の言動も、だれにでもあるような失敗です。
その失敗に、身近な動物たちの鳴き声が興を添えます。
本人は苦笑い、まわりの者も共感して大笑いするような世界が広がっています。

こんなユーモアを大切にしたいなあと思います。いろんなところで語ってくださいね。


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あゆはかみそり

滋賀県の昔話

「和尚と小僧譚」のひとつです。」⇒こちら

凡人の和尚さんに、かしこいけれど切れ者らしさのない小僧さん。初夏の川をのどかに渡って歩いている姿が目に見えるようです。

語りはじめる前に「かみそり」の説明がいると思います。


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行けや、たんたん

いけや、たんたん

宮城県の昔話

果てなし話です。

滝や笹の葉や風などの自然の物や野鳥の声が道を教えてくれる、というモティーフは、日本の昔話の中によくあります。
「行けや、たんたん」はそのモティーフを使って、繰り返しを楽しむ話です。
楽しむといっても、これがいつまでも続くと、いやになります。「もうやめて」といわれて、「はいおしまい」となります。つまり、いやになるまで続くおはなし。

子どもに「もっと」とせがまれたときに語ってください。


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ねこのつら

鹿児島県の昔話

話型名は「灰坊太郎(はいぼうたろう)」
シンデレラ話の日本版の男の子バージョンです。

沖永良部島(おきのえらぶじま)に伝わっていることもあり、「薩摩(さつま)」「伊平屋島(いへやじま)」「名護(なご)」といった地名が出て来ますし、首里城(しゅりじょう)も舞台になっています。独特の雰囲気を持ったスケールの大きな話です。
沖永良部島の土地の言葉で語るとそれがよく伝わるのではないかと思いますが、だれもが聞いて分かるわけではなく、残念です。

主人公のねこのつら、かっこよく語ってくださいね。


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千丁木

せんちょうぎ

山形県の昔話

樹霊信仰に由来する伝説的昔話。
話型名を「大木の秘密」といいます。
類話を見ると、木っ端を張り付ければ木が切れるという秘密を、へくそかずらやタラなどの灌木がばらしてしまうことが多いです。
伝説として伝えられていることが多く、この「千丁木」は、山梨県の雨畑集落の話です。
とうとう大木が切られるときに、山じゅうの木が泣いている声が、集落の人たちに聞こえます。人と自然の深いかかわりの中で伝承されたことがわかります。


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