やまたのおろち

日本の神話

日本の神話、今回はスサノオノミコトの話です。
この話も、昔話の原型であるような気がしてなりません。というのも、力持ちの男の主人公が旅をしてある村にやって来る。その村はなぜか悲しみに包まれている。わけを聞くと、毎年化け物がやって来て娘をひとりずつさらっていくのだという。人身御供ですね。で、主人公は、その娘を隠しておいて、化け物をやっつける。という話があるでしょう。話型名「猿神退治」。とてもよく似ていますね。
「猿神退治」は全国に広く分布しています。犬を使って退治させる「しっぺいたろう」も類話です。
 しかも、ATU300「竜退治をする男」として、世界的にも分布しているのです。ATU300というのは、国際昔話話型カタログのなかでも、「魔法昔話」の最初に置かれている話型です。「超自然の敵」に分類されています。
やまたのおろちは、外見から見ても、確かに超自然の敵ですね。でも、スサノオは、やまたのおろちを退治するために、アシナヅチに神棚を造らせて、お酒を供えさせています。やまたのおろちはもともとは神さまだったのではないでしょうか。「猿神退治」の化け物も、村人たちは神さまだといっている話が多いです。興味は尽きません。
やまたのおろちの尾から出てきた草薙剣は、三種の神器のひとつで、名古屋市にある熱田神宮のご神体です。

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