はしぼそがらすの神

はしぼそがらすのかみ

北海道(アイヌ)の昔話

ハシボソガラスというのは、ハシブトガラスより、やや小ぶりのカラスで、くちばしも細いです。ユーラシア大陸の草原に広く分布していますが、日本では、高いビルの多い街中ではハシブトガラス、田畑や原っぱなどでは、ハシボソガラスが巣をつくるそうです。

アイヌの人びとは、動物を神として祭ります。自然と調和し共存して生きているからです。
この物語のように、アイヌの人たちは、捕った獲物を全て自分たちのものにしないで、からすの分、きつねの分、鳥の分として置いて帰るそうです。
さきぼそがらすの神は、どうも他の神より位が下のようですが、主人公「わたし」は丁寧にお祭りをしています。

共通語テキストは『語りの森昔話集6プレッツェモリーナ』に掲載しています。⇒こちら

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