こい女房

こいにょうぼう

新潟県の昔話

異類婚姻譚です。そのなかでも、妻が異類の話を「異類女房」と呼びます。
異類には、へび⇒「へび女房」、かえる⇒「かえる女房」、はまぐり、さかな、つる、きつね、ねこ、などがあります。それから、龍王の娘や天女⇒「天人女房」のこともあります。

たいていは、本性を知られたら去らねばならず、結末は悲劇で終わります。
この「こい女房」も、悲しい結末ですね。働き者の若者への妻の思いがあわれです。でも、夫の好奇心も責められるほどのことでもありません。

高学年や大人のおはなし会で、不思議な話として語り継いでいきたいものです。


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