かっぱの婿さん

かっぱのむこさん

鹿児島県の昔話

話型名を「河童婿入」といいます。異類婚姻譚です。
異類はここでは河童(かっぱ)ですが、全く同じ話で、かっぱではなく、蛇の話がありますね。
かっぱは、架空の妖怪で、もともとは水の神さまだったようです。水神なら、田んぼに水を入れるのはお手のものです。

この話で気に入っているのは、末の娘の強さです。父親も情けないですが、かっぱも娘に手玉に取られています。
昭和初年の伝承ですが、そのころの女性の強さを感じます。


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