かしこいおてつだいのむすめ
リトアニアの昔話
グリム童話では94「賢い百姓娘」が類話です。
グリムは真面目な雰囲気ですが、このリトアニアの話は、くすっと笑える要素がたっぷりあります。それにグリムのほうは長いですから、高学年にしか語れません。この話は3年生くらいから聞いてくれるでしょう。
なぞなぞを楽しみながら、感心したり、ほろっとしたりしてください。
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かしこいおてつだいのむすめ
グリム童話では94「賢い百姓娘」が類話です。
グリムは真面目な雰囲気ですが、このリトアニアの話は、くすっと笑える要素がたっぷりあります。それにグリムのほうは長いですから、高学年にしか語れません。この話は3年生くらいから聞いてくれるでしょう。
なぞなぞを楽しみながら、感心したり、ほろっとしたりしてください。
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ひとにわるいことをしなければ、じぶんもされない
ふつう、同じことわざを日に二回も聞いたからといって、それを確かめるために命を懸けるでしょうか。
設定はとんでもないのですが、「人に悪いことをしなければ、自分もされることはない」と信じることができれば、生きやすくなるような気がします。
この主人公は、勇気ある人だといえるでしょう。
ちょっと変わった話なので、紹介しました。
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うつくしいてれじーな
恋人たちのかわいらしいお話です。
ATU879「バジル娘」
娘がバジルに水をやっているところを、王子さまが見つけるところから、「バジル娘」という話型名になっています。
からかいの言葉のやりとりは、たいてい詩の形になっているそうです。
17世紀の『ペンタメローネ』にあります。
「わたしは指を切る」からの4行は、結末句。とっても印象深いです。
ところで、奈良の民話の「お藤井戸」も同じ話型です。
柳生十兵衛と村の娘お藤のやり取りがあります。こちらは、お藤の知恵があることに感心した十兵衛が、妻にするという話です。
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てんからおちてきたおとこ
オランダの昔話
ATU1540「パラダイスから来た学生」
息子を亡くした母親の心をうまく利用して、悪い男ですね。
古くは15世紀の終わりに記録があるそうです。
しかも、現在も、世界じゅうに伝承が残っている由。
笑い話ですから、「うまくだましたな!」と笑うのか、「だまされて、ばかだな」と笑うのか、どちらかなんでしょう。
若者のしたことは詐欺なんだけど、ある意味では賢いやり方で、生きるためのささやかな贈り物をもらったといえるし、母親は、天国の息子の友達に会えて役に立てて幸せなんだから、それでいいとも言えますね。
あまり目くじらを立てることでもなさそうです。
お話なんですから(笑)
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