ほくとしちせい
ウクライナの昔話
原話は「ヴォス(荷車)の星」といいます。
星のならびの形が荷車を連想させるからなのでしょうけれど、ストーリーに荷車は出て来ないので、一般なよびかたの「北斗七星」を題名にしました。
北斗七星にまつわる話は世界じゅうにあります。人の想像力の豊かな広がりをおもしろく思います。
アメリカ先住民族に伝わる「コヨーテが星座をつくる」もあわせて見てください。⇒こちら
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
ほくとしちせい
原話は「ヴォス(荷車)の星」といいます。
星のならびの形が荷車を連想させるからなのでしょうけれど、ストーリーに荷車は出て来ないので、一般なよびかたの「北斗七星」を題名にしました。
北斗七星にまつわる話は世界じゅうにあります。人の想像力の豊かな広がりをおもしろく思います。
アメリカ先住民族に伝わる「コヨーテが星座をつくる」もあわせて見てください。⇒こちら
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
こわいものなしのじょヴぁんにん
ATU326。話型名は「怖さとは何かを知りたがった若者」
グリム童話4番「怖がることを覚えるために旅に出かけた男の話」も同じ話型です。グリム4番はとても長い話ですが、イタリアのこの話は、すきっとまとまっていて、類話だとは思えないくらいです。
この話型では、主人公がラストで何を怖がるのかが注目されますが、ジョヴァンニンの話はとても哲学的で印象的です。
また、人が顧みなくなった屋敷に宝が隠されていて、その宝が世に出たくて化けて出てくるという「化け物寺」の話は、日本にもたくさんあります。
興味深いです。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
スイスアルプスといえば、わたしたちは、ハイジを思い起こすし、すばらしい自然の絶景が目に浮かびます。それで、憧れでもあるんですが、もともとは、とても厳しい自然が立ちはだかる場所でもあります。
そんな場所では、人びとは、自然の中の説明できないものにおそれをいだき、化け物のせいだと考えがちです。
このはなしの「ふくろう」も、そんな存在です。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
ようせいウールヴヒルドル
ATU306「踊ってすり切れた靴」
おなじ話型に、グリム童話KHM133「踊ってすり切れた靴」があります。また、イギリスの「カトリンがくるみをパチリと割った話」⇒こちら、ハンガリーの「靴をはきつぶす王女たち」⇒こちら、ロシアの「りこうなエレーナ姫」も類話です。地下の世界に行って妖精に会う話ですが、さまざまなバージョンがあって面白いです。
この「妖精ウールヴヒルドル」は、地名がはっきり示されていて、ほとんど伝説といっていいと思います。ふしぎな雰囲気を持った話ですね。
クリスマスにどうぞ。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
かがやくおひさまが、あかるみにだす
この話は、グリム童話の115番です。あまり知られていないと思いますが、実は、とっても古い話型の類話なのです。
語れる形に再話しました。
『日本昔話大成7』の関敬吾による注には、この話型は、「イビュコスの鶴」が由来となっていると書かれています。
イビュコスは、紀元前6世紀のイタリア出身の吟遊詩人。強盗に殺されるのですが、死のまぎわに、目撃していた鶴に復讐を託します。強盗たちは、劇場の人込みのなかで、飛んでくる鶴を見て、「イビュコスの鶴だ。復讐に気を付けろ」とさけびます。そのせいで、強盗たちは罪が明るみに出て、つかまえられてしまいます。
ATU960「太陽がすべてを明るみに出す」
類話は世界中に広がっています。
日本では、「むみょうの橋」(話型名「こんな晩」)⇒こちらや「いうなの地蔵」(話型名「いうなの地蔵」)⇒こちらがあります。
なお、グリム童話115番では「ユダヤ人」となっているところを「商人」、「名付け親」を「親」に変えて再話しました。グリムの時代のドイツの人たちの語感が、わたしには理解できないからです。テーマ優先で語を置きかえました。時代背景に理解のあるかたは、元の語に戻して語ってください。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
スウォハムのぎょうしょうにん
「ノーフォーク州スウォハム」と、地名が明記されていますから、その土地の「伝説」のようです。
けれども、まったく同じ話がヨーロッパ各地に伝わっており、さらにさかのぼると中近東に起源を持つとなれば、これは、土地から離れた、より普遍的な「昔話」と考えたほうがよいでしょう。
ATU1645「宝は自分の家にあり」。
マケドニアの「福の神はくさったさくらんぼの中に」と同じ話型です。⇒こちら
日本の「みそ買い橋」は、「スウォハムの行商人」が日本語に翻訳されてそれをもとに日本の話として語り直されたものです。⇒こちら
この3話、くらべてみてくださいね。
「伝説」と「昔話」の違いについては、《昔話雑学》をご覧ください。⇒こちら
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
おうさまのびょうき
大笑いしながら心が温まる話ですね。
この魔法、偶然といってしまえばそれまでですが、主人公のまっすぐな思いが生んだ奇跡だと感じます。
地中海のマルタ島は、日本の屋久島の半分くらいの面積の島です。そんな小さな島に伝わる小さなほほえましい昔話です。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。