かじやのハンスペーター
ロートリンゲンの昔話
長い話ですが、軽快な筋の運びを楽しんでいるうちに終わってしまう。長さを感じさせません。
ハンスペーターが、自分をむかえにきた悪魔たちをうまく追い返してしまう話。胸のすくようなやり方と、悪魔たちの表情を想像して、思わず笑ってしまいます。
最後に天国にもぐりこむやり方もユーモラスですね。
人間、頭は使いようです。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
かじやのハンスペーター
ロートリンゲンの昔話
長い話ですが、軽快な筋の運びを楽しんでいるうちに終わってしまう。長さを感じさせません。
ハンスペーターが、自分をむかえにきた悪魔たちをうまく追い返してしまう話。胸のすくようなやり方と、悪魔たちの表情を想像して、思わず笑ってしまいます。
最後に天国にもぐりこむやり方もユーモラスですね。
人間、頭は使いようです。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
よくのふかいかじや
ATU330「鍛冶屋と悪魔」
話型名は「鍛冶屋と悪魔」ですが、登場するのは、悪魔ではなくて神さまです。
主人公の鍛冶屋は、欲ばりだし面倒くさがり屋だし、考えは浅いし、いいとこなしの人物です。でも、神さまは彼を見捨てません。
昔話には、こんな主人公がたくさん登場します。自分はダメ人間だと思っている人が世の中にはたくさんいて、その人たちに、それでも救われるんだって、メッセージを送っているようです。
だれでも、多かれ少なかれこの鍛冶屋のような部分を持っているのだと思います。
正しくあれと教える話ばかりでは、疲れますものね。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
こうていののみ
話型名は、ATU513A「6人が世界じゅうを旅する」。
グリム童話KHM71「六人男世界をのし歩く」の類話です。
冒頭の、皇帝がのみの皮を当てさせるのは、求婚者テストです。
それにしても、のみを育ててその皮をはぐなんて、ナンセンスもいいところですね。このユーモアが話全体をおおっています。だから、6人兄弟の能力(特性)が、課題解決にぴたりと合致することも、奇跡的な驚きというより、思わず笑ってしまうような面白さです。(ここは、昔話の語法的にいえば、状況の一致ですね)
テンポよく軽やかに語って楽しめばいいと思います。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
ようきなぴぺ
ロートリンゲンは、フランスの、ドイツに隣接する地域。ドイツ語読みではロートリンゲン、フランス語読みではロレーヌです。
この地方の民衆が昔話を語り伝える場は、「楽しい部屋」と呼ばれるだんらんの部屋で、気の合った村人たちが集まって、歌ったり話をしたりしたそうです。
何世代にもわたって伝えられてきた昔話はその家の財産と考えられ、遺産のようにしっかり守って次の世代に伝えなくてはならないと考えられていたとのことです。
この「陽気なピペ」は、ATU330「鍛冶屋と悪魔」に分類されます。
「恐いものなしのジョヴァンニン」にあるモティーフが使われていますが、落ちてきた怪物が600年も呪われていたお姫さまだなんて、奇想天外。しかも、ピペはそのお姫さまと結婚します。昔話の語法的には、平面性の表れ。
長い話ですが、ユーモアがあって、つぎつぎとエピソードが展開して、飽きません。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。
かじやのこれん
ATU330「鍛冶屋と悪魔」
主人公のコレンは、トリックスターと考えていいと思います。だれもがこわがる悪魔を手玉にとって、地獄へ行くどころか、この世で大金持ちになります。
笑ってスカッとする話。
ただ、現代の日本の子どもには、鍛冶屋とか修道院にあまりなじみがないのが残念です。
類話的には「フランチェスコの話」⇒こちらや「みじめおばさん」⇒こちらも同じ仲間になります。
そのことから分かるのは、昔話は、構成やモティーフが同じでも、テーマや雰囲気は一話一話異なるということ。語り手はちゃんと見分けなければいけないと思います。
下のボタンからテキストをダウンロードできます。