ひつじかいのでふ
コーカサスの昔話
長い話です。秋から冬にかけての夜長、あたたかな火のまわりで語られたのではないでしょうか。
デフというのは土地に住む魔物です。気性が荒いデフもいますが、かならずしも悪者とは限りません。ここでは、主人公を助ける援助者です。
グリム童話の「鉄のハンス」の類話です。
聞きなれた高学年にどうぞ。
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かじやのハンスペーター
ロートリンゲンの昔話
長い話ですが、軽快な筋の運びを楽しんでいるうちに終わってしまう。長さを感じさせません。
ハンスペーターが、自分をむかえにきた悪魔たちをうまく追い返してしまう話。胸のすくようなやり方と、悪魔たちの表情を想像して、思わず笑ってしまいます。
最後に天国にもぐりこむやり方もユーモラスですね。
人間、頭は使いようです。
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よくのふかいかじや
ATU330「鍛冶屋と悪魔」
話型名は「鍛冶屋と悪魔」ですが、登場するのは、悪魔ではなくて神さまです。
主人公の鍛冶屋は、欲ばりだし面倒くさがり屋だし、考えは浅いし、いいとこなしの人物です。でも、神さまは彼を見捨てません。
昔話には、こんな主人公がたくさん登場します。自分はダメ人間だと思っている人が世の中にはたくさんいて、その人たちに、それでも救われるんだって、メッセージを送っているようです。
だれでも、多かれ少なかれこの鍛冶屋のような部分を持っているのだと思います。
正しくあれと教える話ばかりでは、疲れますものね。
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ほくとしちせい
原話は「ヴォス(荷車)の星」といいます。
星のならびの形が荷車を連想させるからなのでしょうけれど、ストーリーに荷車は出て来ないので、一般なよびかたの「北斗七星」を題名にしました。
北斗七星にまつわる話は世界じゅうにあります。人の想像力の豊かな広がりをおもしろく思います。
アメリカ先住民族に伝わる「コヨーテが星座をつくる」もあわせて見てください。⇒こちら
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りんごのうすぎり
ATU513「並はずれた旅の道連れ」
グリム童話の「六人男世界をのし歩く」や、日本の「こんび太郎」と同じ話型です。
主人公は、旅の途中、特別な能力を持った人と仲間になります。その仲間の力で目的を達する話ですが、この「りんごのうす切り」のように、結局は主人公ひとりが敵をやっつけることが多いです。
ほんとうは能力があるんだけど、仲間がいてはじめてその能力を発揮できるということなのかなと思います。
長い話です。
でも、昔話らしいモティーフが次々出てくるので聞きやすいと思います。
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こうていののみ
話型名は、ATU513A「6人が世界じゅうを旅する」。
グリム童話KHM71「六人男世界をのし歩く」の類話です。
冒頭の、皇帝がのみの皮を当てさせるのは、求婚者テストです。
それにしても、のみを育ててその皮をはぐなんて、ナンセンスもいいところですね。このユーモアが話全体をおおっています。だから、6人兄弟の能力(特性)が、課題解決にぴたりと合致することも、奇跡的な驚きというより、思わず笑ってしまうような面白さです。(ここは、昔話の語法的にいえば、状況の一致ですね)
テンポよく軽やかに語って楽しめばいいと思います。
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