ひつじかいのでふ
コーカサスの昔話
長い話です。秋から冬にかけての夜長、あたたかな火のまわりで語られたのではないでしょうか。
デフというのは土地に住む魔物です。気性が荒いデフもいますが、かならずしも悪者とは限りません。ここでは、主人公を助ける援助者です。
グリム童話の「鉄のハンス」の類話です。
聞きなれた高学年にどうぞ。
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りんごのうすぎり
ATU513「並はずれた旅の道連れ」
グリム童話の「六人男世界をのし歩く」や、日本の「こんび太郎」と同じ話型です。
主人公は、旅の途中、特別な能力を持った人と仲間になります。その仲間の力で目的を達する話ですが、この「りんごのうす切り」のように、結局は主人公ひとりが敵をやっつけることが多いです。
ほんとうは能力があるんだけど、仲間がいてはじめてその能力を発揮できるということなのかなと思います。
長い話です。
でも、昔話らしいモティーフが次々出てくるので聞きやすいと思います。
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ようきなぴぺ
ロートリンゲンは、フランスの、ドイツに隣接する地域。ドイツ語読みではロートリンゲン、フランス語読みではロレーヌです。
この地方の民衆が昔話を語り伝える場は、「楽しい部屋」と呼ばれるだんらんの部屋で、気の合った村人たちが集まって、歌ったり話をしたりしたそうです。
何世代にもわたって伝えられてきた昔話はその家の財産と考えられ、遺産のようにしっかり守って次の世代に伝えなくてはならないと考えられていたとのことです。
この「陽気なピペ」は、ATU330「鍛冶屋と悪魔」に分類されます。
「恐いものなしのジョヴァンニン」にあるモティーフが使われていますが、落ちてきた怪物が600年も呪われていたお姫さまだなんて、奇想天外。しかも、ピペはそのお姫さまと結婚します。昔話の語法的には、平面性の表れ。
長い話ですが、ユーモアがあって、つぎつぎとエピソードが展開して、飽きません。
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わたりがらすがほしとつきとたいようをぬすんだはなし
アラスカのトリンギット族に伝わる話です。
ワタリガラスは、神さまでもあり、トリックスターでした。
太陽や月や星がどうしてできたかという謎に答えを示そうとする神話はたくさんあります。まっくらな夜の世界ではっきりと見えるのに、どうしても触れない、手が届かない存在に想像力がかき立てられたのでしょうか。
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おばあちゃんのはなし
ATU333「赤頭巾」
とっても有名な「赤ずきん」は、グリム童話に収められていますね。グリム兄弟による再話ですが、さかのぼると、ペローにも「赤ずきん」があります。
グリムの「赤ずきん」では、おおかみに飲みこまれた赤頭巾とおばあさんは、猟師に助けられますが、ペローの「赤ずきん」は、おおかみに食べられたところで終わります。
さて、今回紹介する「おばあちゃんの話」は、そのペローの時代より前から人びとのあいだで語られていた「赤ずきん」のひとつです。
狼男との会話がリズミカルに繰り返されますが、聞き手の子どもたちの緊張はどんどん高まっていきます。
子どもは恐い話が好きですが、これはこわがって楽しむおはなしです。
子どもとの信頼関係をもとに、じょうずに恐がらせてあげてくださいね。
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ドイツの昔話
悪魔というのは、本来、恐ろしい存在なのですが、なぜか人間にやっつけられる愚かな面があります。
そんな話が世界じゅうにあって、国際昔話話型カタログ(ATU)では、「愚かな鬼(巨人、悪魔)の話」として第1000番から200種類ほどあります。
こんな話を生み出す民衆の精神がとても健康で愛すべきだなあと感じます。
「ちょうむすび」は、人間が悪魔に、悪魔のできないことをやらせて、自分の魂を救う話型に属します。
類話には、悪魔に、おならや息をつかまえて結び目をつくらせたり、こぼしたブランデーで結び目を作らせたり、音をつかまえさせたりします。
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うたうふくろ
子どもが、悪者に袋に入れて連れて行かれる話は、ほかでも聞いたことがありますね。語りの森でも紹介しています。⇒紙のおうちのヤンネマン
ただ、袋の中で歌を歌わされる話は、そんなに多くないようです。
ところで、日本でも、ひと昔前には、「子取りに取られる」とか、「サーカスに売られる」とかいって、大人たちが、子どもを誘拐されないように恐がらせたものです。
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