酋長カイレ

しゅうちょうカイレ

コロンビアの昔話

不思議な話です。
娘と結婚する若者は、たぶんカイレが仕留めた死者の首が再生した者でしょう。
そして、彼が月にいちど帰っていくところは死者の国。その一族の国では、若者は鹿のすがたをしているように思えてなりません。
人と動物、この世とあの世、永遠の魂がその二つの次元をいったり来たりする世界観は、アイヌの昔話を思い起こさせます。

中学生に語りたいと思って再話しました。
子どもに語ってみると井戸端会議その1 と →その2 を読んでみてください。
あまりにも手ごたえがあって驚きました。

テキストは『語りの森昔話集2ねむりねっこ』に掲載しています。こちら⇒書籍案内

語りを聞けます。




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