ながいはるのために
オランダの昔話
ATU1541「長い冬のために」という話型で、愚か者の話です。
キーワードの「長い春」は、「長い冬」だったり「非常時」「良い日」だったりします。
お人よしのおかみさんや困っているお百姓を上手くだまして、男はひどいやつですが、これがトリックスターの一面なのです。
日常生活でだれにでもある思い違いや失敗を笑い飛ばすのが愚か者の話。
語りあって笑い飛ばすことで、自分も他人も許すことができるし、共感が寛容を生みます。そのためのトリックスターであり、そのためにストーリーが極端になっているのです。
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