聖アントニウスの物語

せいあんとにうすのものがたり

ベネズエラの昔話

聖アントニウスは、キリスト教の聖者で、3世紀ごろの人といわれています。
特に動物の守護聖人だそうです。
今回紹介した昔話は、彼が聖者となる前の物語です。

冒頭、赤ん坊のアントニウスがなぜ木の枝にいたのか、説明はありません。けれども、「鷹にさらわれた子ども」の良弁僧正のように、のちに聖人となる人が木の上にいたという話はよくあるようです。

魔女のキャラクターもおもしろいですが、魔女にたぶらかされる太陽もおもしろいです。そして、アントニウスの助手のぶた、あいきょうがありますね。

最後の2文は結末句です。ゆかいですね。これはいつでも使えそうです。


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