みずのせいネックとしょうねん
スウェーデンの昔話
水の精は、水にまつわる妖精、精霊のことです。北欧に伝わる水の精はネックと呼ばれています。ただし、ネックは男性の姿をしていて、女性の水の精はニクシ―と呼ばれるそうです。
かつては、日本でも、川の神、海の神、山の神、田の神とか神木など、人間の周りの自然環境のなかに神がいました。そこへ仏教などの宗教が入ってきたりして、古来の神が妖怪として扱われるようになっていったそうです。カッパは、水の神の零落した姿ですね。
ネックは精霊だから、一種の妖怪ですが、古来の神に近いのかなと感じます。でも、この話のなかでは、ちょっとまぬけで親しみ深く、憎めない存在ですね。
幼児から低学年向きに再話しました。
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