たいようが のぼると にわとりが なく わけ
オーストラリアの昔話
ちょっと珍しい話を紹介します。話型も分かりません。
オーストラリアやニューギニアの昔話資料を読んでいると、「人間はどのようにして地上に散らばったのか」とか、「最初の火」とか「大地はどうやって作られたか」など、神話的な話がとてもたくさん残っていることが分かります。
現代科学に至る前の、人間の自然への探求心がうかがえておもしろいです。
この「太陽が昇るとにわとりが鳴くわけ」の原題は、「太陽の誕生」です。
エミューのたまごの中身がどれほど黄色いのか知りませんが、それが燃えるような明るさをもたらしたというのが、いいなあと思って再話しました。
天に「よい神さま」がいたというのも、心があたたかくなります。
子どもたちに、にわとりの鳴きまねをしてはいけないと教えていますが、きっと生活の知恵なのでしょう。どんな理由があるのか知りたいです。
アジアやヨーロッパの話だけでなく、世界にはこんな話も伝えられているんだよと、高学年のおまけの話として語りたいです。
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